基本/応用情報技術者(集中処理・分散処理って何?)

処理形態は大きく「2つ」に分けられる!!

集中処理

集中処理は「すべての処理を1台のコンピュータ(サーバ)で行います」という処理形態です。

もう少し砕けた言い方をすると、「処理は俺一台で全部やるから、依頼だけよろしく!!」ということです。(ワンオペでガンガン牛丼を提供し、レジ会計も全部やっちゃうよというイメージ)

ちなみに「シンクライアント」というのも集中処理と言えますね。

メリット

  • 1台のコンピュータ(サーバ)に全てが管理されているため、運用・セキュリティ管理がしやすい。

デメリット

  • コンピュータに障害が起こると、システム全体が停止してしまう。

分散処理

分散処理は、「みんなで分担し、協力して頑張ろう」な処理形態です。

もう少し具体的な例で言うと、「君は注文を受けるフロア担当、君は牛丼を作るキッチン担当、君はお会計をするレジ担当ね。それじゃあ、分担・連携して頑張ろう!!」と言うことです。

実際の処理で見てみると、
客(人間)からの注文をフロア担当(クライアントPC)が中継し、キッチン担当(ホストクライアント)へ依頼する。依頼を受けたキッチン担当(ホストクライアント)は牛丼を作り(処理)し、それをフロア担当へ渡し(処理結果を返し)、注文者の客(人間)へ渡すという流れになる。

ちなみに「クライアントサーバシステム」というのは分散処理に当てはまりますね。

メリット

  • 分散するため、一台あたりへの処理負荷が小さい。(→処理が素早い)
  • どれか1台が故障しても、影響が小さい。(→複数機器があるため、壊れた機器以外で動作を継続できる)
  • 目的に応じて、新規で機器を増減しやしやすい(→機能別に機器を分けているため、拡張/縮小がしやすい)

デメリット

  • システムの管理が難しい(→機器が複数あるということはそれだけ複雑になるということ)
  • セキュリティ対策が難しい(→管理するすべての機器に対策が必要。1台が原因になるかも)

まとめ

  • 集中処理システムはすべての処理を「1台」で実施しますよな処理形態
  • 分散処理システムは「複数台」で分担して実施しますよな処理形態

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